海外FX、出金拒否の真相
海外FXで聞く「出金拒否」。自分の口座にある資金が出金出来ないという事態です。
海外FXでは付いて回るこの噂の真相をまとめました。
- 出金拒否の実態は、出金不能?
- 振込口座の間違い
- 出金方法と入金方法の相違
- 個人情報の未登録
- ボーナスの出金
- 規約違反
- FX会社の倒産や資金不足
- 結論、出金拒否はあまり心配しなくて良いと思う
- 信頼性のある海外FX会社の選び方
出金拒否の実態は、出金不能?
「出金拒否はあるのか」という質問に対しての端的な回答は「ある」ですが、「拒否」というよりも「出金不能」が実態に近いかもしれません。
振込口座の間違い
原因のひとつが、振込口座の誤登録。
これは筆者も不本意ながら経験しています。支店名と口座番号だけを登録すれば良い国内FX会社と違い、海外FX会社は銀行名やSWIFTコード(国際送金の際に必要なコード)の入力が必要な場合があります。
こちらの情報は検索すれば簡単に見つかりますので、適切な情報を入力してみてください。
参考:主要な銀行のSWIFTなど、海外送金時の情報
【外国送金】海外から送金を受ける際、先方に伝える情報を知りたい | よくあるご質問 : 三井住友銀行
海外からの送金を受け取る場合に必要な情報を教えてください | FAQ(よくあるご質問)
出金方法と入金方法の相違
これは海外FX会社特有のトラブルです。だいたいの「出金出来ない」トラブルの原因は、口座誤登録とこれだと思います。
海外FX会社は、銀行振込以外にもクレジットカードや仮想通貨での入金に対応している会社が非常に多くありますが、海外FX会社の出金ルールとして入金時と、出金時は同じ方法を使わなければならないというものがあります。
例:
10万円をクレジットカードで入金し、30万円の利益を得た場合(残高合計40万円)
最初の10万円まで→クレジットカードに出金(返金)する
以降の30万円→銀行振込
このルールを知らない人は、意外と多いと思います。
もちろん、規約にはしっかり記載がありますが、英語で長文なので見逃している可能性が高いです。
このルールに従わず「口座に出金してくれ」と申請しても拒否されてしまいます。
個人情報の未登録
国内FX会社は口座開設時に個人情報の提示を求めるのに対して、海外FX会社は出金時に求める場合が多くあります。
国内FX会社と口座開設基準が違うためですが、実際にお金を渡すときは国内FX会社でも海外FX会社でも相応の本人確認を求められます。
大切な資金ですから、本人確認されていないのに出金依頼には応えてもらえません。
ここは、国内FX会社と同様です。
ボーナスの出金
海外FX会社には、「入金不要ボーナス」(実際にお金を入金しなくても、FX会社が数千円から数万円の体験金を用意してくれる制度)というキャンペーンがあります。
「デモトレードなんかしてないで、お金をあげるからトレードしてみない?」という気前の良いサービスなのですが、このボーナスをトレードしないで出金されてしまうと海外FX会社は大赤字になってしまいます。
そのため、このようなボーナスは出金出来ず、出金申請をしても取り消されるか消滅する場合がほとんどです。
ただし、トレードで得た利益は出金出来るので非常にお得でオススメのキャンペーンですから、積極的に参加してみては如何でしょうか。
銀行の手数料
海外FX会社に問題がなくとも、銀行送金時の手数料で「出金出来なかった」という事態になることがあります。
一部の海外FX会社は、顧客への振り込みをする際に国際送金の手段を用いている場合があります。
この国際送金ですが、銀行側の送金手数料が非常に高額です。例えば、三井住友銀行であれば以下のように記載されています。
●円貨建てで送金され、円貨普通預金口座で受け取る場合
以下2つの手数料が必要です。
- 被仕向送金手数料 1,500円
- 為替取扱手数料 送金金額の0.05%(最低2,500円)
最低でも4000円が手数料となってしまうので、それ以下の出金は実質的にできないことになってしまいます。
規約違反
こちらは非常に煩雑になりますが、多く聞かれるものは「両建て」です。FX会社によって、両建ての規制は様々です。
両建てを禁止しているところもあれば、別口座ではNGとしているところもあります。規約違反があれば、当然アカウントは停止されます。
もしくは「複数アカウントの利用」です。海外FXはキャッシュバックキャンペーンが豊富なので、いくつかアカウントを作るようなことをしたくなります。
しかしこれは明確な規約違反ですので、BAN(アカウント停止)の原因になってしまいます。
一度アカウント停止にされてしまうと、その口座のお金の行方はFX会社との取り決めによります。
「原資(入金分)は返す」とされている会社がほとんどですが、累計入金額より累計出金額が多く利益が出ている場合は、「入金額はすでに返還されている」として口座残高が返還されない…ということもあります。
家族名義でのアカウント作成は規約によりますが、多くの場合はOKとされています。
しかし、疑わしい行為(例えば、同じタイミングでの反対売買や両建て)があると「名義貸し」を疑われてアカウント停止になる可能性があります。
FX会社の倒産や資金不足
FXは多くの資金を必要としているイメージから、「お金がない」ということは無いように感じると思います。しかし、FX会社の主な収益はスプレッド(売買の差分による手数料)です。
何十億円もの取引があっても、それはFX会社の上を通り過ぎているだけで、実際に会社のお金になっているわけではありません。
国内のFX会社は法律で投資金の保護がされているため、どのような状態になっても投資家の資金は保護されますが、海外FX会社にこの法律は適用されません。
そのため、FX会社の資金が不足したり枯渇した場合にはそもそも返すお金がありませんので、出金を拒否される可能性があります。
結論、出金拒否はあまり心配しなくて良いと思う
多くの海外FX会社では、出金拒否はほとんどありません。(少なくとも私の経験上は)
もちろん、これには「マトモな」という前提が付くのですが、悪いことを何もしていないのに、ある日突然「自分の口座にある資金が出金出来なくなった」という事態になる心配はあまりありません。
信頼性のある海外FX会社の選び方
「じゃあ、マトモな海外FX会社はどこか?」という質問に対する回答は、SNSの口コミなどを集めていくしかないのですが、例えばTaritaliで口座開設出来る海外FX会社はTaritaliが独自に不適切な出金拒否の有無を調査してくれているということで、こちらを参考にするのも良いと思います。
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